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IT企業向け法人研修

エクセルVBA研修は、未経験またはプログラミング経験が浅い以下のような人材を対象とした基礎研修として最適です。

特に、以下のような方向けの研修として最適です。

  1. IT業界未経験者~新人
  2. SE
  3. サーバ技術者
  4. データベース技術者
  5. ネットワーク技術者
  6. サポート技術者
  7. IT企業在籍の事務担当者

エクセルVBAは事務仕事でも活用できる言語なので、エクセルVBAを活用できる人材は事務職としてつぶしが利きます。
研修修了者を事務職系に配置転換するときにも、学ばせたスキルを再教育なしでそのまま使えます。

なお、サイトリニューアル後につき、達人養成塾の法人向け各講座について、キャンペーンを実施中です。

エクセルVBAは高度な技術習得の下地作りとして最適です

IT企業にとって、社内の技術者に技術者に、特定の技術に対して苦手意識を持たれてしまったり、技術習得に挫折されたりしてしまうことは大きな損失です。

ところで、技術者にIT技術の習得に対して苦手意識を持たれたり挫折されたりする理由について、大きく以下のように分類してみました。
「以下のすべての問題を抱えている」というような方はそもそも技術者にはいませんが、1つ~2つを抱えている方はよく見うけられます。
誤解を恐れずに言い切ってしまえば、技術者の伸び悩みは、これらの問題が複合的に重なった結果だ、ということができます。
逆に言えば、以下に挙げるような問題が生じないならば、技術の習得はそれほど困難なことではありません。

  1. 概念への理解不足
    抽象概念に対する理解不足、言語仕様に対する理解不足、環境に対する理解不足等

  2. 実装工程への理解不足
    書かない、試さない、着手する手順の非効率等

  3. PCスキルの問題
    すべての操作が遅い、ショートカットキーを使わずマウス操作をして失敗する等

  4. 仕組み化、効率化能力の欠如
    要件定義、システム全体の最適化、仕様の最適化、作業の最適化が苦手、構造化のセンスに欠ける

  5. 言語能力の欠如
    文法・記号に弱い、構文を覚えられない、概念の表現が苦手、過不足なく構造を理解する力に欠ける

  6. 学習能力の欠如
    開発環境への習熟が遅い、ショートカットキー操作を習得しようとしない、ものごとを習得するまで訓練する習慣の欠如等

  7. 「地頭の良さ」と形容される種々の能力の欠如
    言われたままの仕事をしようとする、上流下流工程を意識した仕事が苦手、仕様の整理が苦手等

達人養成塾のエクセルVBA研修は、上記の問題すべてを軽減させ、その後の技術習得を容易にする橋渡しとして利用できます。

 

1. 概念への理解不足への対処として

IT技術者にとって、自分が扱っている技術に関連する抽象概念をきちんと深く理解できていることが非常に重要です。
高度な抽象概念を理解するには、その準備段階として、より基礎的な抽象概念を理解し、自分のものにしている必要があります。

IT技術者への導入研修としては、基礎的な抽象概念をしっかり習得できる環境を用意することが大切です。

その点、エクセルVBAは、言語仕様、開発環境、実行環境ともに直感的に理解できるものです。
また、仕様も安定しています。

エクセルVBAはオブジェクト指向言語です。
オブジェクト指向言語らしい書式でエクセル上のオブジェクトの操作を表現できます。
インスタンス生成済みのセル、ワークシートといったオブジェクトが階層構造をなしており、実感を持って、視覚的・直感的な理解が可能です。
オブジェクトへの参照の設定やインスタンスの生成、連想配列やハッシュの概念についてもエクセルVBAだけで解説することも可能です。

開発環境には特別なカスタマイズなしに使えるステップイン実行、コンソール出力等の基本的なテスト実行機能を有しています。
複雑な初期設定不要ですぐにテスト結果を確認できます。

実行環境はWindowsで実行されるエクセル内です。研修生にとってなじみのあるソフトですし、他のプログラムやデータベースとの連携や通信やキャッシュ、クロスブラウザーで生じる問題への心配もありません。
このことは、研修生に精神的な安定をもたらし、安心して抽象概念とその実装例の理解に集中させることができます。

ですから、導入研修としてプログラミング言語、開発環境、実行環境に触りながら基礎的な抽象概念を学ぶには、エクセルVBAは有力な選択肢でしょう。

ひとつの言語で重要な概念を十分に学んだあとであれば、他の言語での実装例を学ぶのは簡単になります。
箱庭のような世界で十分にプログラミングの基本を学んだあとであれば、Web系言語や大規模システム向け言語の習得も容易になるでしょう。

達人養成塾の講座の強みのひとつは、抽象概念を理解させる手法です。この点については、こちらをご覧ください。

2. 実装工程への理解不足への対処として

プログラムを書き上げるまでの工程は、ざっくり書くと以下の3つのプロセスのくり返しです。

  1. 何らかの仮説を立て
  2. 既存のプログラムの前後または途中に追加のプログラムを書き(またはイチからプログラムを書き)
  3. 何らかの方法でテストする

中級~上級者は、上記の3つのプロセスを高速で切り替えつつ作業をしています。
しかし、ここで彼らにとっては当たり前になっているこのプロセスは、人に伝えられない「暗黙知」となりがちです。

初心者が挫折する要因のひとつは、この「暗黙知」となっている部分で中~上級者がしていることを体感的に理解できないこと、したがって、同じように作業できないことです。

達人養成塾の講座がいちばんの強みとしているところのひとつはこの部分です。
もともと「地頭」のよい研修生であれば当然ですが、それだけでなく、IT技術に馴染みのない、言い換えれば「かなりセンスの悪い」一般事務の方までに対して実装工程について演習を通じて体感的に理解し、習得させることに成功しています。

実装工程への理解不足への対処としてエクセルVBAを活用したい理由は、仮説を立てやすいこと、仮説を検証するためのプログラムを書きやすいこと、プログラムの中身を解析しやすいことが挙げられます。

たとえば、エクセルVBAでは、オブジェクトを実際に操作できる実行可能なコードを書くのに必要な行数はたった3行です(うち1行は自動生成)。
コードジェネレータで生成される膨大な量のクラス宣言やインスタンス宣言のあと、複数のクラスを作ってようやく出力に成功する C++ のような言語と比して、シンプルですし、テスト実行も簡単です。

開発環境のコーディング支援機能も基本的なものはそろっており、多少分量のあるプログラムでも、これらを活用すればすぐに実装できます。

行数が少ないことは、そのまま、可読性につながります。
また、手続き型言語なので、紙などを使ってプログラム実行の流れを自らトレースさせることで、ロジックの破綻を発見させることもできます。(*頭の中だけで仮説をある程度正確にできるようになるには、その前段階として、体を使った実作業をさせることが有力です)

3. PCスキルの問題への対処として

PC操作の早さ、正確さは、IT技術の習得全般に関わるきわめて重要な要素です。

たとえば、10分の演習時間があるとします。
そのとき、10分の演習時間でも、PC操作が苦手な方が10分かけてようやく1個のプログラムを書き上げているあいだに、PC操作が得意な方は、3個も4個ものプログラムを書き上げられるというくらいの差が生じます。
このときの習得効率の差は、3倍~4倍どころではありません。入力ミスのストレスに振り回されず短期間で集中的に演習できることの効果は、7倍、10倍以上になります。

PC操作の基本がなっていない研修生にいきなり高度な実装を要求するのは、野球やサッカーなどのスポーツに例えれば、体ができていない状態で本格的かつ高度な練習をさせるようなものです。
正しい体の使い方ができている人にはよい練習になるメニューでも、そうでない人にやらせると、あわててついてくるだけで精一杯です。その結果、悪いクセを強化させるだけのものになってしまいます。

この点を踏まえ、達人養成塾の法人向け講座では、具体的な実装に入る前段階として、「マウスをPCからはずし、複数行を選択して移動させるだけ」といった、IT技術の習得に直接関わる地味なショートカットキー操作のトレーニングを徹底して行います。

このトレーニングの効果だけでも、研修生の頭の中を一般的な学生・一般事務職のものから、IT技術者のものにすっかり書き換えることができます。

4. 仕組み化、効率化能力の欠如への対処として

要件定義、システム全体の最適化、仕様の最適化、作業の最適化が苦手、構造化のセンスに欠ける

ITシステムの開発とは、はリアルの世界でくり返し生じている手続きのうちの一定範囲を、コンピュータを使った仕組みに置き換える作業です。

IT技術者には、くり返し生じている手続きはどれか、費用対効果的にコンピュータを使った仕組みに置き換えられるのはどの範囲までか、といったことを見極める目が求められます。
同時に、リアルの世界で選択されている実装からは一度離れ、「この手続きの結果を得るための最適な手順はどういうものか」ということを、正しく見極める目も求められます。

この点について考える力をつけるには、エクセルとエクセルVBAは良い組み合わせです。

それはどうしてかというと、以下の理由からです。

  1. 元データ、スクリプト、帳票を一貫して同じファイル内に置ける(置けてしまう)こと
  2. エクセルVBAが構造化プログラミングの基本的実装を有していること
  3. エクセルが実務での情報整理に現実に活用されるツールであること

 

データベーステーブル、スクリプト、帳票を一貫して同じファイル内に置ける(置けてしまう)こと

エクセルVBAの実行環境は、エクセルファイルです。
データベースアプリケーションであればテーブルの仕様を決め、帳票の書式を決め、クエリを書かないと解決できないことが、利用者の気分で決めたセルに値を入力したり書き出したりすることで実現できてしまいます。

この制約の緩さが、かえって、テーブル、スクリプト、帳票テンプレートを区切って考えることの重要性を学ばせるためのよい土台になります。

たとえば、データベースの所定のテーブルTの内容を元にしてA、Bという2つの帳票を出力するプログラムを書かせます。
そして次に、テーブルTを元に出力した帳票Aから値を拾って帳票Bを出力するプログラムを書かせてみます。
すると、合計3つのプログラムを書いたところで、研修生は、テーブルTから帳票Bを作るほうが、帳票Aを元にして帳票Bを作るよりも簡単だということに気づきます。
この過程を通じ、研修生は、正規化されたデータベースを作ることの意義について、体感覚的に理解するための土台ができあがります。

こういった視点は、慣れた技術者にとっては当然のものですが、案外見逃されがちなことです。
しかし、帳票Aから帳票Bを出力しようというのはあらかじめすべてを提供せず、制約の緩い環境で自由にはじめるからこその失敗です。

元データ、スクリプト、帳票を一貫して同じファイル内に置けることは、「データベースの設計~プログラム開発~帳票の最適化」という一連のプロセスをすべて一つのファイル上で自己の責任で行うことを意味します。
自己の責任ですべてを行う経験は、作業の最適化、仕様の最適化、構造の最適化等のセンス向上につながります。

 

エクセルVBAが構造化プログラミングの基本的実装を有していること

エクセルVBAは、構造化プログラミングが可能な言語です。
くり返し、条件分岐のプロセス、プロシージャの分割をどのように行うのがもっとも工数の少ない(あるいは処理速度の速い)プログラムの開発につながるかといったことを、体験的に学ぶことができます。

エクセルが実務での情報整理に現実に活用されるツールであること

最後に、エクセルが実務での情報整理に現実に活用されるツールだということも指摘しておきます。
エクセルは、顧客からの送られてくる資料としても、実務で技術者が情報を整理するためのツールとしてもよく使われます。

上記のような学びを通じてエクセルでの作業から最適化を心がける意識を持たせることができれば、その後エクセルファイルを見るたびに、自然と、最適化されて業務をしようという意識が働くでしょう。
ですから、この研修での体験は、研修期間中だけでなく、継続的にその技術者の思考をトレーニングさせるものになります。

 

5. 言語能力の欠如への対処

文法・記号に弱い、構文を覚えられない等の問題は、書きことば、話ことばを日ごろから気をつけることからです。
達人養成塾の講座では、この点についても、エクセルVBAを題材にしたワークや手書き演習を通じて訓練します。

 

6. 学習能力の欠如への対処

導入研修としての目的は、IT技術の学び方をお伝えすることです。
それは、言い換えると、IT技術の学び方をお伝えすることです

学び方を指導するにあたって、達人養成塾がすることは非常にシンプルです。
達人養成塾の講座では、習得するまで徹底してくり返すことをポリシーにしています。

学習能力の欠如とは、平たくいうと記憶力の問題です。
記憶するには、強い刺激になるような体験をするか、くり返すしかありません。

学習と記憶にはコツがあるので、コツを体得していない研修生には、くり返しの経験を通じ、これらを伝授することになります。

「PCスキルの問題」の項で「マウスをはずしてのショートカットキー操作練習」について記載しました。ご希望により、以上の目的で、同じようなトレーニングを随所に入れます。

 

7. 「地頭の良さ」と形容される種々の能力の欠如への対処

「言われたままの仕事をしようとする」、「上流下流工程を意識した仕事が苦手」、「仕様の整理が苦手等」といった問題は、より広く全体を見渡し、見ているものだけにとらわれない判断力があるかどうかという問題です。

そういう能力のあるなしを、世間では「地頭の良さ」という言葉で表現します。
達人養成塾ではこういった能力を向上させる教育もしています。

「地頭」は、その人の能力の「厚み」や「深さ」

 

この点についての詳細は、習得した技術を使いこなすにはのページをご覧ください。

実務で活用でき、つぶしが利くノウハウを提供します

なお、追記ですが、エクセルVBAを習得させることのメリットとして、ほかに、「実務で活用できる」ということ、「つぶしが利く」ということが挙げられます。

IT技術者が絵久瀬ルVBAを実務で活用するシーンとしては、たとえば、以下のようなシーンが挙げられるでしょう。

  1. プロジェクト管理
  2. テスト設計
  3. 各種客先での説明用のシミュレーション資料作成
  4. 仕様書作成
  5. 計画表作成
  6. 進捗管理
  7. テスト項目表作成

仮にその技術者を事務方に異動させることになったとしても、「エクセルVBAを使える事務職」という、市場価値を持った人材として活用できます。
その場合も、エクセルVBAについての再教育は不要です。
すでに述べているとおり、エクセルVBAは仕様が安定しており、習得した当時のノウハウをそのまま利用可能だからです。

なお、サイトリニューアル後につき、達人養成塾の法人向け各講座について、キャンペーンを実施中です。
現在、以下の価格で法人研修を導入可能です。

エクセルVBA講座各種: 半日12万円~。1日20万円~。
そのほか各種講座: 半日3万円~。1日10万円~。

詳しくは、以下のフォームから、お早めにお問い合わせください。

法人研修のお問い合わせはこちら
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