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パソコンスキルの心技体

ちょっと背伸びした技術に触れること

2011年11月8日
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エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。

キューバ旅行記、その21です。

ハバナでの、2日目の早朝。

エクセルマクロ達人養成塾塾長ブログ-革命広場から、宿に帰ります。

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常に、ちょっと背伸びした技術に触れること

一昨日、こんなことを書きました↓
データは、下方向に増やすもの。

それで、なんだか連載みたいになってしまってますが、今日は、さらにその話の続きで、こんなことを。

表を作るときに、データが下方向に追加されていくというのは、そういう形式の表を見慣れていると、ある意味、自然にそうなってしまうものなのです。

アクセスなんか見ていると、データが増えるときの方向はあたりまえのように下方向です。
より抽象的で、より扱えるデータ数の多い「アクセス」でもそうなのだから、エクセルで表を作るときにも、同様の書式にするのがよいだろう、ということです。

エクセルレベルで終わっている人が「アクセス」から学べることは、そのほかにもいろいろあります。

例えば…。

○表の各行(レコード)には、IDを割り振ること
→超基本。これがないと、欲しいデータの入ったレコードを見つけるのも、その後にハンドリングするのも、超大変。

○複数の表に同じデータの断片をむやみに重複して登場させないこと
→IT用語で正規化、と言います。

○元データを蓄積する表と、人に見せるため複数の表をマッチングした集計表は別々にすること
→ アクセスの「クエリ」に相当

○人に見せるためにデザイン性の高い報告書を作るときも、いきなりそれを作るのではなく、元データを作り込み、そこからデータを参照するような仕組みを設計して取りかかること。
それで、報告書に載っている数字等の修正は、報告書の上で修正するのでは、なく、元データを変更することによって行う。
→ アクセスの「レポート機能」に相当

自分でエクセル表や報告書を作るときも、この発想でやればよい、ということになります。

「ポール・グレアム」という、ネットベンチャーを立ち上げて米国ヤフーに売却した起業家が、「ハッカーと画家」というエッセイ集の中で書いていますけど、

よいデザインは、模倣するもの

なんです。

表を作るときには、こういうアイデアをそのまま模倣しましょう、ということです。

で、そのためにはどうべきか、ということなんですが。

それには、

普段から、「ちょっと背伸びした技術に触れる」ことをくり返すことです。

エクセルだけでなく、アクセスとか、Oracle、MySQLに触れてみるとか。

Excel VBAだけでなく、JavaScript、PHPといった別の言語に触れてみるとか。

とにかく、今の自分から見て、「ちょっと背伸びした技術」に触れてみることです。

別に、何か完成品を作るところまでできなくてもよいです。そういう別技術の思想や作法を体感するだけでもよいです。
そういう経験が、あなたのエクセル仕事のスキルを目立たないところで底上げしてもらえるようになります。

僕のExcel VBAのスキル上達には、Visual Basic.Net、Lotus Notes Script、Perl、JavaScript、Java、PHP、… と学んできた言語やAccess、 Lotus Notes、 MySQL、 Postgres といったデータベースソフト、ネットワークについての勉強からから得られたものがかなり効いています。

概念や実装方法、別の畑の人たちの言葉遣い、振る舞いといったものを見て、聞いて、体感することで得られたエッセンスが脈々と作用しています。

そしてまた、これらの経験が、教育の現場で「エクセル」とか「Excel VBA」のような狭い世界の話をするときにも、メチャクチャに役立っています。

「Excel VBA」を通じて、あなたにITリテラシーの根幹を学んでもらいたいというのが、僕の願いです。

エクセルマクロ達人養成塾塾長ブログ - エクセルマクロを通じて、ITリテラシーを身につける

とにかく、今の自分から見て、「ちょっと背伸びした技術」に触れてみることです。

別に、何か完成品を作るところまでできなくてもよいです。
そういう別技術の思想や作法を体感するだけでもよいです。
そういう経験が、あなたのエクセル仕事のスキルを
目立たないところで底上げしてもらえるようになります。

僕の場合も、そもそも、29才で病気して、倉庫会社の現場から事務職に異動になって、
はじめてそのときに本格的にエクセル仕事をやるようになりましたが。

実は、同時並行して勉強をはじめていたのが、

「基本情報処理技術者試験」の試験勉強だったんです。

この勉強は効きましたね。
「基本情報処理技術者試験」は、かなり幅広くITリテラシーについて扱うものだったので、エクセルとはあまり関係ないことばかりだったんですが、勉強を続けていくうちに、自然と表作りとか集計、帳票作成のセンスのようなものが磨かれていきました。

おかげさまで、異動になってほどなくしてエクセルについては、まあ何も怖くない、というところまで来られましたし。
さらにほどなくしてExcel VBAに出会い、独学であってもなんとか無理矢理に習得できました。

Excel VBAを学ぶ際にも、その重要な下地になったと思います。

手近なところからでよいです。あなたは今日、手始めに何をしてみますか。

ではでは☆

エクセルマクロ・VBA達人養成塾、12月末~3月までの日程を追加しました。

年末特訓も用意しています。

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