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無意識かつ連続的に、自動操縦で家から駅まで歩くように失敗する

2011年5月14日
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今日は、昨日のブログの続きです。

昨日のブログ: あのひとりごとを言っているとき、どっちを見ているか?

昨日、「サブモダリティ」という話をしました。

視覚・聴覚・体感覚といった感覚が具体的にどう情報を受け取ったのかとか、そういう話。

たとえば、視覚であれば

○どの方向から?
○どういう大きさ?
○カラー?白黒?
○動画?静止画?

とか、そんな感じ。

言い換えると、「どういう体験だったか」です。

そして、その体験に続いて、人は、

○脳がその体験を理解して
○情動が働いて
○体の反応が出る

という感じで、体験に対して反応をします。

そうすると、その反応に対するフィードバックが働いて、何らかのできごとが起こります。

たとえば、にんじん嫌いな子供の前ににんじん入りのチャーハンを出すと、

○あ、にんじんだ(脳がその体験を理解して)
○いやだなー(情動が働いて)
○思わず上体を遠ざける(体の反応が出る)

そうすると、その様子を見たその子のお母さんが、怒ります。

そうすると、

○あ、お母さんが怒っている(脳がその体験を理解して)
○いやだなー(情動が働いて)
○お母さんの顔を見て、思わず顔をしかめる(体の反応が出る)

そうすると、お母さんが、「せっかく作ったのに!」と怒鳴る。

そうすると、また、子供の中で、

○あ、お母さんが「せっかく作ったのに!」と怒鳴った(脳がその体験を理解して)
○怖く感じて(情動が働いて)
○泣き出す(体の反応が出る)

..とか、そんな感じです。

反応は、脳の外ではなく、脳の中だけのこともあります。

○あ、にんじんだ(脳がその体験を理解して)
○食べたらにがいだろうなー(情動が働いて)
○にんじんが舌に乗った状態を想像する(体の反応が出る)

そうすると、その想像に対して、反応が起こります。

○あ、にがい味だ(脳がその想像上の体験を理解して)
○苦痛だー!(情動が働いて)
○「ぺっ!」とはき出すところを想像する(体の反応が出る)

そうすると、はき出したところを想像したことに対して、また反応が起こります。。

…と、そんな感じ。

このとき。

慣れてしまった流れは、一瞬なんですね。

都市に住んでいる人が、家の周りの土地勘がついてしまうと、無意識かつ連続的に、自動操縦で家から駅まで歩けるのと同じです。

かくして、にんじん嫌いな子は、無意識かつ連続的に、自動操縦でにんじん嫌いを強化しますし。

いつもプレゼンで失敗する人は、プレゼンで失敗するための行動を無意識かつ連続的に、自動操縦でしてしまいまず。

人は、失敗をくりかえすときは、無意識かつ連続的に、自動操縦で家から駅まで歩くように失敗するわけです。

ところが、体験はつねにサブモダリティを有しているので。

ここの部分を破壊。。というか、書き換えれば、これまで自動操縦だったためにノーチェックだった一連のパターンのあらゆるところに、再検討の機会が生まれます。

昨日紹介したEMIのようなセラピー手法は、特定の不快な体験を思い出してもらいつつクライアントの目を動かさせることで、体験の視覚的情報を破壊しているようです。

で、EMIについて特に知らなくてもできる、同様の効果のある手法はないものか、と、いろいろやり方を考えてみました。

長くなりそうなんで、この話は、続く。。かもしれません。あなたをはじめとした、読者のみなさんの反応次第です (^^;

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コメント

2 thoughts on “無意識かつ連続的に、自動操縦で家から駅まで歩くように失敗する

  1. 1. 無題
    とっても、勉強になりました!ありがとうございます。 (^^)

    私のほうは、はじめての電子書籍を出しました!今度は「マグロ船」ではなく「虫」から学んだ系です (^^;)
    http://ameblo.jp/magurosen/

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