教材・先生選びのポイント

エクセルマクロを習得する際の教材選び・先生選びのポイントについて書きます。

教材と先生の選び方が適切であれば、エクセルVBAはすぐに習得できます。
教材と先生の選び方が適切であれば、すぐに実務で活用できるようになります。
それだけでなく、学び方次第で、学んだことを幅広く深く応用できるようになります。

すぐに習得できるように教えてくれる教材・先生を見つけましょう。
実務に役立つことを教えてくれる教材・先生を見つけましょう。
学んだことを幅広く深く応用できるように方向づけてくれる教材・先生を見つけましょう。

ここでは、そのような教材・先生を見つけるためのポイントについて書きます。

「教材の開発者」、「先生」に求められる能力はかなり共通しています。
具体的には、以下の7つのポイントを抑えることです。

  1. 仕事の能力
  2. 基礎的な能力・地頭
  3. エクセルVBAとその周辺についての知識・能力
  4. 教える能力、教育で目指していること
  5. あなたの悩みが分かるかどうか
  6. 心地よく感じられるか
  7. その人の興味嗜好、その人らしさ

教材選びにあたっては、その教材を開発した人についてこれらの要素を調べてください。
先生選びにあたっては、その先生自身について、これらの要素を調べてください。

1. 仕事の能力

「エクセルマクロについて詳しい」というだけで実務のことが分からない人から学ぶと、あなたのキャリアアップに活かせる本当に重要なことを学べません。
実務重視の講座を作る、または指導するのであれば、以下の能力を持つことは当然必須です。

  1. エクセルVBAそのもののスキルが高いこと
  2. エクセルVBA以外の面でも仕事のスキルが高いこと
  3. 一歩引いた視点からエクセルVBAについて語れる人であること
  4. エクセルVBAのスキルが結果につながっている人であること

 

上記の点について、以下でもう少し詳しく書きます。

  1. エクセルVBAそのもののスキルが高いこと
    実務に役立つマクロを書ける人であることは当然です。

  2. エクセルVBA以外の面でも仕事のスキルが高いこと
    案外忘れられがち。エクセルVBAのことばかりやたら詳しいけれども、仕事はそうでもない、という人はけっこういます。
    部分最適にとらわれすぎて、全体最適ができないタイプ。
    そういう人に教わると、「実務に役立つことだけを効率よく教えてもらう」というわけにいかなくなりがちです。
    その人の仕事のスキル全体とのバランスをみたいです。

  3. 一歩引いた視点からエクセルVBAについて語れる人であること
    事務仕事全般のレベルが高い人かどうか。
    IT全般に強い人かどうか。
    仕組み化・効率化が得意な人かどうか。

  4. エクセルVBAのスキルが結果につながっている人であること
    その人の経験してきた仕事、キャリア。
    聞けるようであれば、職歴、転職歴、年収の変化などについても聞くとよいでしょう。

2. 基礎的な能力・地頭

「仕事の能力」以前の、「元々持ちあわせている能力」です。
「才能」とか「地頭」とかいう言葉で片付けられがちな要素ですが、実際には先天的な能力と後天的な能力との組み合わせです。

  1. 基礎的能力
  2. 論理的思考力
  3. 感受性・感覚的表現力
  4. 総合力

 

以下、これらの点についてもう少し詳しく書きます。

  1. 基礎的能力
    1. 頭の回転が速い人かどうか。
      講座の開発能力、質問に対して柔軟に対応する能力に直結します。

    2. 学習能力が高い人かどうか。
      講座の開発、運営とも、学習能力が高い人のほうが上手です。
      また、学習能力の高い人の講座は、時間を経るごとに内容・品質が向上していきます。
      学習能力を見るには、以下を参考にしてください。
      1. その人自身がどんな学習でどんな成果を出してきたか
        エクセルVBA以外の学びでどんな成果を出しているかを見ます。
      2. その人の学習理論等
        「学ぶ」ということに対して、何を感じ、どういう考えを持っている人か。
        学習理論についての発言・著書・ツール等があるか調べ、読んでみます。
  2. 論理的思考力
    1. 言語能力の高さ。
      文章を読んでいて、言いたいことが分かりやすく感じられる人。話し言葉の日本語がキレイな人。話している内容が伝わりやすい人。
    2. 図表を使った表現力。
      図表を使った表現力をみると、ものごとの本質をつかみ、整理して表現する力があるかどうかが分かります。
      よい図表を作れる人は世の中をシンプルに簡単に見ています。そういう人から学ぶと、同じことを学ぶにしても、シンプルに簡単に理解できます。
    3. 論理の一貫性。
      たくさんの意見を表明している人であれば、あっちとこっちで言っていることに違いはないか等。
  3. 感受性・感覚的表現力
    1. 言語化できないメッセージを受け取れる力。
      「雰囲気から察する」とか、しどろもどろで何を言いたいのか分からないような相手の言うことが分かったりとか、そういう力です。
      言いたいことを思うように説明できない受講生に対応できるかどうかにつながります。
      この手のことが苦手な人から見るとある意味超能力者。でも、できる人は半ば無意識にできます。
    2. たとえ話での表現力。
      たとえ話が上手な人は、視点を柔軟に持ってものごとに共通性を見いだすことが得意です。
      理解が進まない受講生に対して別角度から説明するときの引き出しをどれだけ持っているかに直結します。
    3. イラストを使った表現力。
      たとえ話と共通しますが、イラストを使った表現力を見ることで、その人の感覚的表現をするときの細かい部分への心配りの度合いが分かります。受講生の心理状態を的確につかめるか、それに合わせた講義をできるか。
    4. ストーリーを使った表現力。
      イラストを使った表現力と同様ですが、さらに、時系列という概念が加わります。
      イラストは空間、ストーリーは時間。2つあわせて時空間です。
      「その場ですぐに白黒つけようとはせず、一連のストーリーとして人の成長を見守る」といった能力につながります。
      これがないと、ガマンして人の成長を見守ったり、伏線を張ってあとでストーリーを完結させる、といった大がかりなシナリオを構築できません。
      「その場では分からなくても、あとから効いてくるアドバイス」のようなものをくれる人は、ストーリーに敏感な人です。
      この能力が高い人からもらったメッセージがその人の一生を変えてしまうことも。
  4. 総合力

    ここまでに挙げた「基礎的能力」、「論理的思考力」、「感受性・感覚的表現力」のすべてが基準値を超えていればよいのかというと、それだけでもありません。
    さらに言うと、これらの要素のバランスをとれる人であり、単なるこれらの能力の合計値以上の能力を持っていることも大切です。

    総合力の指標は、以下の2つ。

    1. クリエイティビティ。
      イチから何かを作れる人かどうか。
      たとえば、公開講座では生ものですから、その場にふさわしい説明を瞬時に思い浮かべ実現できる人であること。
      これについて調べるには、その人が過去に作ったコンテンツ等を見ます。
    2. 常識を越える力。
      成果を出すために、決まり切った路線から思い切ってはずれる力です。
      そういうことが苦手な人から見るとある意味超能力者ですが、この力は、本質的には、勘の良さと、常識よりも自分の勘を優先できるだけの行動力です。
      そして、この行動力は、日頃の気づきの深さと挑戦、経験の蓄積によって得られますす。
      以下のような能力に関連します。
      1. 個別の事象を見ながら全体像に意識を向ける
      2. 全体像を見ながら個別の事象に意識を向ける
      3. 上手に見切りをつけることができるか
      4. ものごとを観察するときの切り口
      5. あるべき姿を直感的に理解し、論理の飛躍やセオリーをときに逸脱してでも、最小限のコストであるべき姿にたどりつく

3. エクセルVBAとその周辺についての知識・能力

エクセルVBAについてよく知っていることはもちろん大切です。
そして、それだけでなく、エクセルVBAの周辺にある技術についてよく分かっている人。

たとえばITについてであれば、複数のプログラミング言語を習得しているか、データベースの設計等についても相談できるか、日常的にLinuxに触っているか、等々。

言語能力であれば、プログラミング言語に限らず、日本語の運用能力、英語の運用能力。第二外国語の運用能力。そもそも広く言語を学ぶ習慣があるか、等々。

仕組み化・効率化であれば、その人が仕事や日常生活でどのような仕組み化・効率化をしているのか、等々。

4. 教える能力、教育で目指していること

教える能力が高いことは当然必要です。
それと同時に、その人が教育で何を目指しているかということも大切なポイントです。

  1. 教育するということ、学ぶということについてどこまで深く知っている人か
    「教育する」、「学ぶ」ということについて深く知っている人であることが大切です。
    「エクセルVBAについて重箱の隅をつつくような知識をたくさん持っている」なんてことより、こちらのほうがよほど重要です。
    初心者に指導するのであればなおさらです。

    「自分がマクロが得意だから教えている」というだけの人では、この点をなかなかきちんとクリアできません。

    教育理論を研究している人、教育に役立つ心理学を学んでいる人、教育訓練によく参加している人が理想。

  2. その教育によって何をしようとしているか
    どこまで深いことを伝えようとしているかです。

    同じようにエクセルマクロについて教えているにしても、伝えようとしていることの底が浅いと、その教育の結果できあがるのは「エクセルが上手な人」どまりです。

    「エクセルが上手な人」どまりでは、会社から見ると、「コストパフォーマンスのよい作業担当者」、「なかなか減らない消しゴム」とかそんな感じの扱いになってしまいます。
    それでは、スキルだけ得られたとしても、たいして世界は広がりません。
    そんな人のところにやってくる経験はこの程度のもの↓です。

    1. エクセルのことでしか期待されない、尊敬されない、エクセルについての相談をされるようになるが、他にたいした変化がない
      (本来、聞かれること、尊敬の対象となるのは、ITのもっと深い知識や仕組み化のノウハウ、マネジメントになるはずです)
    2. 「便利な作業員」扱い。納期が急な作業、手順がややこしい作業ばかりを優先的に割り当てられる
      (本来、納期や手順の複雑さではなく、「付加価値の高い仕事かどうか」を判断基準に仕事を割り振られ、じっくり仕事に取り組めるようになるはずです)
    3. 時間効率的、金額的にきわめて価値のある仕事をできているにもかかわらず、任される仕事の質に変化がでない
      (本来、より抽象度の高い仕事、よりレベルの高い仕事をどんどん任されるようになるはずです)
    逆に、深いことまで学べた場合、その人のところにやってくる経験はこんなもの↓になります。

    1. ITやシステム開発にかかわる案件で優先的にあなたに重要な仕事が回ってくるようになる
    2. 新しい仕組みをイチから創造する、既存業務の全体最適化を行うといったインパクトの大きいプロジェクトの主たる構成員として、優先的にあなたが任命されるようになる
    3. 社内にある仕事のノウハウが集中し、それらを普及・教育する立場になる。組織全体の方向性にこれまで以上に影響を及ぼす存在になる

  3. その人自身が、どんな学びをしているか、どんな学びを継続しているか
    教える本人が学びに積極的であること。

    異分野を学ばない人は、多くの人にとって異分野であるエクセルVBAを学ぶ人のことは分かりません。

    また、できるだけ、学びの幅が広く、深いこと。狭く浅い人から得られるものは限定的です。
    広く深い人から得られるものはやはり広く深いです。

    ITなどの特定の分野に限らず、幅広い分野のセミナーや勉強会によく参加し、学んでいる人を探しましょう。

    その人自身か何かを学ぶとき、何を感じ、どう行動しているかを観察しましょう。
    日ごろの行動を追えば自ずと明らかになります。

  4. その人は本気でかまってくれそうか
    率直な人。やさしさと厳しさの両方を持って接する人であること。
    あなたの人生を変えるつもりで取り組んでくれる人であること。

  5. 結果につながっているか
    上記のことが結果につながっているかを見ます。過去の受講生からの評価等を参考にします。
    数字の大きさ(受講生○名突破!)ではなく、受講生の声に「本質的な変化を得られた」という趣旨のメッセージがあるか、よく見うけられるかという点に注目します。

5. あなたの悩みが分かるかどうか

相手にあわせた指導をできる力です。
こういう能力は、人格形成期の経験から得られた「素質」のようなものを基盤として、その後の経験や、得られた学びによりさらに伸ばされてできあがります。

  1. 素材
    人を観察する力にすぐれていること、観察という以上に感じとる力が強い人。
    逆に言うと、あなたが本当に伝えたいメッセージを理解してもらえなそうな人はダメです。

  2. 経験
    その人の人生経験にどのようなものがあるか。
    あなたに近い体験、似たような境遇、あなたが共感できる体験があるか。

  3. 学び
    直接経験していないことについては、学ぶことで補うことになります。
    教育法や心理学についての教育を受けている人、臨床経験がある人。雑学を含めた読書等の幅が広い人。

6. 心地よく感じられるか

その人の存在をどう感じられるか。不快に感じるか、心地よく感じるか。
その人のことをイメージしたとき、どう感じるか、以下をヒントに心の中をさぐってみてください。

  1. その人がいる空間を想像し、その空間にどんな感じを抱くか。
    OKなのは、空気を心地よく感じられる人、空間に広がりを感じられる人。
    NGなのは、空気がくすんだ感じのする人、狭苦しさを感じる人。

  2. その人の近くにいることをを想像したとき、どういう感じがするか。
    OKなのは、居心地のよさや心地よい刺激を感じる人。
    NGなのは、窮屈な感じがしたり、イヤな刺激を感じる人。

  3. 特別用事がなくてもその人に会いたいか。
    OKなのは、エクセルVBAの件がなくてもその人に会いたい・会ってみたい人と感じられる人。
    NGなのは、必要なスキルだけを受け取ったらさっさと逃げたくなく感じがする人。

  4. 写真やプロフィールを見たり生で見たりしたときにどういう感じがするか。
    OKなのは、明るい感じがする人、あなたの気分がよくなる人。
    NGなのは、くすんだ感じがする人、あなたの気分が悪くなる人。

7. その人の興味嗜好、その人らしさ

その人の「らしさ」です。いわゆる「個性」とか「生き様」の類。
人間味を感じられるか。その人間味をどう感じるか。

「らしさ」は、みそ汁に例えるとダシのようなものです。
「良い悪い」ではなく、風味の問題。
同じコンテンツを学ぶにしても、どういう味わいで学びたいか。

ダシがいまいちだと、風味に欠けるつまらない味の研修になります。
IT系の研修一般にありがちな問題です。

「エクセル」という四角四面な世界で起こることについて教育するにしても、伝える側も人間で、伝わる側も人間です。
四角四面な人では風味がないので受け取る側に深く入りません。

この点について知りたいときは、その人の経歴を調べる、その人が持っているメディア(個人ホームページ、ブログ、Twitter、Facebook等)を見るといったことをするとよいでしょう。

 

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