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パソコンの処理速度向上とエクセルVBA – Excelマクロ・VBA

2012年3月7日
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エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。

「パソコン春商戦!」ということで。

毎年この時期になると、「手ごろな機種が続々! 新OS&CPU前の春パソコンは今が買い!」というような記事がネットを賑わせます。

パソコン購入の指標と言えば、いろいろあります。例えば…。

○大きさ
○ハードディスク容量
○速度
○画質
○重さ
○価格

とか、そんな感じですかね。

今日は、そのうち、「速度」のお話。

プログラムの質を評価するひとつの指標として、「処理が速いかどうか」、「マシンに負担をかけないか」というものがあります。

そして、IT業界の人に言わせると、「Excel VBAは遅いからダメ。」「Excel VBAは、メモリを食うからダメ。」

なんですが…。どうなんでしょう。

僕が愛読している名著「ハッカーと画家」から、以下、引用してみます。

著者のポール・グラアムは、プラットホームや言語の実装がますます「非効率的」になっている傾向を指し、こう書いています。

「これはプログラミング言語だけに起こっていることではない。一般的な歴史の流れだ。技術が進むにつれ、各世代はその前の世代だったらもったいないと思っていたようなことを平気でできるようになる。30年前の人は、私たちがこんなに気軽に長距離電話をかけるのに驚愕するだろう。100年前の人は、ボストンからニューヨークまで翌日配達便で荷物を送るのに、メンフィスを経由すると聞いてびっくりするだろう。」

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち – 164ページ

コンピュータの性能向上に関して、有名な「ムーアの法則」というものがあります。

集積回路上のトランジスタ数は「18ヶ月ごとに倍になる」というもの。

同様のペースで、PCの処理速度も高速化していきます。

このとき。

よく「エクセルVBAは重たい」だの何だのと言われて使用をためらう声があります。

なんですが。

エクセルVBAで動かすプログラムなんて、そのほとんどが、100行にも満たないような使い捨て同然で書かれるものですし。
やることと言っても、大がかりなほうでも、「数十枚のシートの中身を分析する」とか「エクセルにあるデータを元にして、数十個のパワーポイントのファイルを作る」とか、せいぜいそのくらいです。

こんなたいしたことない処理に、「重たい」とか「メモリを食う」とか言っても、仕方ないか、と。

僕個人の意見としては、進んだ技術の恩恵を受けていない90年代のレガシーなPCを使うのではない限り、「処理速度が遅い」とか「メモリを食う」とか、そんな理由でプログラミング言語の性能を評価すべきではないと思います。

むしろ、プログラミング言語は、実装が簡単であることのほうが重要ではないかと思います。
実装が簡単であれば、技術者並の特別な訓練を経なくても(ウチの講座でやっているように、一日もあれば)習得できますから。

コンピュータがどう処理をするかという件についてはコンピュータに任せてしまう。
プログラミング言語としてのエクセルVBAは、コンピュータにして欲しいと思う処理を簡潔に記述できるものであればよい。

僕の日ごろ思うことは、そんなところです。

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コメント

2 thoughts on “パソコンの処理速度向上とエクセルVBA – Excelマクロ・VBA

  1. 1. オススメは?
    塾長のオススメはthinkpadだと思いますが、シリーズではどちらが好みですか?
    やはりxシリーズでしょうか。個人的にはtシリーズも良さそうなのですが
    あと、動画を見ているとたくさんのソフトを稼働させていますが、メモリーはどの位積んでいるのですか?
    http://ameblo.jp/syuritakazuma/

  2. 2. Re:オススメは?
    >syuさん

    僕は、X201sをメインで使っています。面も、8GBです。

    tシリーズもよいですが、僕は、出先で使うことが多いので、B5ノートです。
    http://ameblo.jp/kanjizaibosatsu/

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