セルの書式設定 [h]:mm:ss でハマったケースを2つご紹介。

ちらっと、エクセルのお話。
エクセルのセルの書式設定で、これ↓、知ってます?
[h]:mm:ss
これ↓との違い、分かりますか?
h:mm:ss

[h]:mm:ss
だと、24時間以上の表記ができます。
たとえば、36時間は、
[h]:mm:ss
だと、
36:00:00
と表示されます。

h:mm:ss
だと、
12:00:00
と表記されます。

ちなみに、
[hh]:mm:ss
だと、
3時間
が、
03:00:00
と表記されます。(一桁の値でも二桁表示)


数年前、これ知らないで僕に請求書を送ってきた人がいました。
すっごい仕事たくさんしてもらっているのに、請求額がメチャクチャ少ないんです。
明細を見ていると明らかにまるまる1日分くらい(24時間以上)稼働してもらっているのに、請求額が、12時間にも満たない金額。
それで、「?」と思って調べてみたら、セルの書式の問題でした。
「7:32」と記載されているところ、本当は「31:32」でしたとか、そんな感じ。

そんな失敗しないよう気をつけましょう ヾ(´ー`)ノ

あと、最近出会った事例では、こんなのもありました。
30分実施したMTについて、開始日時と終了日時が、
3月28日 9:00 , 3月29日 9:30
となっていました。
「24時間30分MTをしていた」とのことです (^^;
[h]:mm:ss だったら、24:00:30 と表記されているはずのところ。
エクセルのセルの書式が h:mm:ss のセルでこの2つの日時の引き算をすると、
表示は
0:00:30
という、穏やかな数字に見えます。
こういうの、要注意です。知っておいてソンはないかと。

「エクセルのセルの書式設定」のテクニックについては、以下の無料動画でも解説しています。
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演習しっかりやって、実力つけてください。
ではでは。

公開日時: 2023/07/06 12:30